組織心理学と企業経営を専門的に学び
組織の未来を創りたいと願う学生が集っています
2022年度ゼミメンバーと研究テーマを紹介
学部2年生(来年度3年生) | 8名決定済。卒論テーマ例:ストレス耐性/人材活用/人事評価など |
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学部3年生 | 10名。卒業論文テーマ例:人事管理/ビッグファイブ/心理的安全性/HSPなど |
交換留学生 | 1名(オーストラリアからの交換留学生) |
博士前期生 | 2名(海外からの留学生)。修士論文テーマ例:異文化教育研究/日本的人事制度の研究 |
博士後期生 | 副指導担当として1名(海外からの留学生/英語による指導) |
ゼミって何するの!?

経営・人事問題を一緒に考える!
少人数のグループ演習で考える・話す力を習得する
実在する企業をとりあげて経営・人事に関する問題とその解決策をグループワークで進めます。
リサーチ技法をマスターする!
企業経営データを効率的にリサーチできるようになる
国内外に散らばる企業経営に関する大量のデータをいかに効率的に調査してまとめあげるかについての技法や主要なデータベースへのアクセス方法と検索方法のコツなどを習得します。名古屋大学大学院経済学研究科図書室の協力を得て実践的に行います。ゼミ生はPCを持参して実際に手を動かしながらリサーチ技法を習得できます。


使える統計解析手法を学ぶ!
企業活動や研究で使える統計解析の知識を習得する
企業経営と組織心理学で使う主な統計解析手法についてプログラミング言語Rを用いて学習します。ゼミ生はPCを持参してRを使います。Rや統計解析が苦手でも大丈夫です。ゼミでは『とりあえず分析できる』ところを目指して,『できる』ようになったら個々人で詳しく『わかる』という手順を意識して進めます。Rのインストールから一緒に行い,実践的なデータ分析が『できる』ようにします。
研究を自分で進めてみる!
個人で研究テーマを見つけてまとめられるようになる
個人で明らかにしたいことを自ら見つけ,データを調査・分析して文書としてまとめた上でプレゼンテーションを行いながら卒業論文作成に取り組みます。ここからは個人の勝負です。ただし,個人が孤立しないように『相談会』を実施します。『相談会』はとても気軽な場で,ゼミ生同士がざっくばらんとわからないこと・悩んでいることを相談し,お互いに解決します。『相談会』は一学期中に複数回ゼミの時間中に行います。

よくある質問に答えます!
ゼミ志願のFAQ
どんなことを研究するのですか?
学部生からの質問
ショート動画を以下に公開しています。組織心理学に基づいた➀就職選抜論と②ワークプレイス・パーソナリティ論を中心に扱います。また人的資源管理論における採用・人材育成・人事評価などを研究することもできます。
ゼミの雰囲気はどうですか?
学部生からの質問
心理学を用いて経営を考えたいというゼミ生が集っているので雰囲気は柔らかいゼミだと思います。議論は真剣に行いますが,相手への共感や配慮は大事にしています。また,2022年度学部3年生は男性5人・女性5人,大学院生は男性1人・女性1人,2023年度新学部3年生は男性3人・女性5人と男女比は半々程度に今のところなっています。
学部ゼミで輪読はしますか?
学部生からの質問
本ゼミでは輪読はしません。学部3年春学期から卒論テーマを決めることで『考えながら学ぶ・書きながら理解する』というアクションラーニングを行います。学部3年秋学期からは個人研究発表を行いますが,個々人が孤立しないように気楽な『相談会』や懇親会をよく行います!
自分の就職活動にも役に立つでしょうか?
学部生からの質問
ゼミは研究の場なので就職活動講座は行いませんが,就職選抜論の知識を得ることで,結果として自分自身の就職活動に活きることでしょう!2022年度学部ゼミ3年生はマスコミ,外資コンサル,IT,メーカー,公務員などの多様な業界を志望して就職活動をしています。例えば「インターンシップのエントリーで不合格だったのですが,本エントリーにこの不合格は影響しますか?」などの学生からの素朴な就職活動への疑問にも答えています。就職業界に採用企業側から長く関わり,今も日常的に採用・人事責任者と話しているため,そこで得た経験や情報を可能な限り学生にお伝えしています。
人事部に配属される人だけが使う知識でしょうか?
学部生からの質問
人的資源管理論は経営幹部・リーダー人材の必須知識とされています。働く人のモチベーション,職務満足,組織社会化,経験学習,パーソナリティを通した人物理解などは経営幹部教育で必ずといっていいほど盛り込まれる内容です。人事部に配属される人だけの知識ではなく,組織の経営に関わる人にとって必須の知識です。
学部ゼミで英語は使いますか?
学部生からの質問
英語文献を読むため,英語を使います。辞書を使いながら英語で書かれた論文を読めれば問題ありませんので,英語のSpeaking & Listeningは求めません。
学部ゼミでもデータは自分で調査・取得するのですか?
学部生からの質問
はい,学生自身が調査・取得して卒業論文・修士論文・博士論文を構成することを原則とします。社会調査法に則ったデータである必要があり,希少性も必要なため,そのようなデータを自分で用意するところから「研究」です。データ取得のための調査・実験は社会人になってからも大いに役立つことでしょう!
企業内データを使って大学院で研究したいのですが…
大学院入学志願者からの質問
企業内部の人事データは機密性が極めて高いため,個人的に強力な関係性がなければ無理です。よく海外からの留学希望の方が「日本にいって日本企業からデータを取得したい」と希望して研究計画を作りますが,人事部長や取締役クラスと強力な関係性がなければそういった研究は実現不可能です。なお,教員が持つデータが学生のテーマとぴったりあてはまる場合には教員からデータを提供できることがありますが,ゼミでは学生が自由に研究テーマ設定をするため,そのようなことはかなり例外的です。事前の相談によって研究データ取得に向けたアドバイスができる場合も多くあります。それによって現実的なデータ取得に基づく研究計画となることもとても多いです。データ取得に不安がある方は大学院入試に出願する前にご連絡をお願いします。
留学生を大学院生として受け入れていますか?
大学院入学志願者からの質問
はい,受け入れています。現在も中国の大学を卒業した後,本ゼミに大学院生として所属している学生が複数います。博士前期(修士)も博士後期(博士)も留学生を積極的に受け入れています。なお,人事制度・就職選抜などを研究するには日本企業や日本社会の背景理解が求められます。それらの文献は日本語で書かれていることが多いです。文献読解と論文作成には高度な日本語力が求められますので留学生の方はその点に留意してください。
社会人を大学院生として受け入れていますか?
大学院入学志願者からの質問
はい,受け入れています。私自身も元々社会人大学院生として修士課程と博士課程を修了しました。社会での経験を活かしてともに研究しましょう!ビジネス実践に根付いた研究ができる社会人学生は特に積極的に受け入れを検討しています。博士前期(修士)も博士後期(博士)も受け入れています。